農業バイトに行ってきます
明日から一月ほど、某県にて農家さんのお手伝いバイトをしてきます。なぜそうなったのか理由を少々述べておこうと思う。暇なので。
そう、第一の理由は暇だからだ。ちゃんと報告していなかったが、就職活動が一段落つき、大学は休学中、アルバイトのシフトもなし。資格試験の勉強をしないといけないのだが、強制ではないしまだ先なのでいまいちやる気がない。あまり外出する用もない。人生でこんなに暇なのは今くらいであろうから、短期で住み込みのバイトでもやってみるかと思ったのがまずひとつ目の理由である。
第二の理由は家にいたくないからだ。今実家に住んでおり、兄は家を出ているので両親と私の三人で過ごしている。とても窮屈なのである。親の目から離れたところで自由に生活したいというのは実家勢ならお分かりいただけるのではないだろうか。殊に家に缶詰状態の現在の状況ではなおさら……。
第三の理由は涼しいところに行きたいからだ。埼玉は暑くてしょうがない。住み込みバイトなら生活費をかけず高原で避暑ができる、しかも金を稼げる。そりゃ行くしかない。デメリットは仕事がキツいくらい。そのデメリットくらい取ってやる。
まあだいたいこんな理由である。特に珍しい点もないかと思われる。
では数ある住み込みバイトの中でなぜ農業を選んだか。
もともと植物が好きで、家庭菜園とか園芸にも興味がある。家ではサボテンを育てている。育てると言っても部屋に置いてたまに水を遣るだけだが。
せっかく学生最後の夏休みをかけて働くなら自分の好きなことをやろうと思って、それなら農業のアルバイトでもやるかとネットで調べてみた。調べれば調べるほどキツいとか、汚いとか、夜逃げしたとか、そういう大変そうな体験談が出てきて怖い気持ちもあったが、まあやばかったら私も逃げればいいかなと、応募することにした。
農業系の求人を出しているサイトがあり、そのサイト経由で応募したが、最初は女性は足りてると断られた。そんなこともあると思い別のところに応募したら、返事が来ない。一週間経っても返事がないのでこちらから連絡したら、今は短期は募集していないとのこと。じゃあ早く言ってくれ！！と思ったが、まあそんなこともある。では違うところだと、前回の経験を活かし直接電話したところ、２ヶ月からしか受けていないと言われた。さすがに２ヶ月はしんどいので泣く泣く諦め。そんなこんなでなかなか決まらなかった。
次に電話したところに結局受け入れてもらうのだが、ここも一筋縄ではいかなかった。電話をかけたら、一応２，３日後にアルバイトが来ると言う。しかし使い物にならなかったらクビにするからそしたら頼むと言う。いや、怖いわ！私もすぐクビにされるかもしれないじゃーんと思ったが、そのアルバイトの人は以前も来たことがあり、その時に全然使えなかったという事情があるらしい。翌週にまた電話をするということでとりあえず落ち着いた。
約束の日に電話をすると、なんだか渋ったような声音。どうしたのかと思うと、なんとそのアルバイトの人がまだ来てないという。ガバガバか！大丈夫なのかそいつは。「来ないならクビにするんだけど、明日来るらしいからもうしょうがないんだよね〜」と言う農家のおじさん。結局そのまま世間話をしばらくし、今度は向こうから電話をかけてくれるということで終わった。
次の日。電話がかかってきた。「採用します。」早！クビになるの早くない？だって来たその日にクビってことよ。なにがあったんだ。まあ私にとっては都合がいいからいいんだけど。私も使えなかったらクビになるのかなーと思いつつ、必要なもの等を聞き、準備を始めた。
というのが昨日。今日一日でなんとか装備を揃え、明日出発する予定だ。受け入れ先はキャベツ農家。キャベツを収穫するらしい。ネットで調べたところ、腰が逝くらしい。どうしよう。超激務らしいからやっていけるかどうか。筋力つくといいな。
ワークマンで装備を揃えたのだが、職人さんとか工事現場の人とかの格好に謎の憧れがあるのでとてもテンションが上がった。農家のおじさんに顔が焼けるから覆面があった方がいいよと言われ、探したらあった。目出し帽が。
いや、不審者！こんにちは銀行強盗です。モザイクの掛け方に悪意を感じる。自分でやったんですけどね。まあこれに帽子を被れば対紫外線完全防御体制が整うわけで。農家さんおすすめスタイルだしこれでやっていこうと思う。
なんだかんだでとても楽しみにしている。次の投稿が農業バイトからの夜逃げの仕方とかいう記事にならないよう祈っている。
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