何者でもない者の日記

旧タイトルは「法学徒って名乗りたい」。

農業バイト中間報告②

 長かった梅雨が明け、農業バイト生活は3週間が経過した。前回の記事を①にしてしまったので②も書いておこうと思う。

 

 3週間を過ぎたがまだなんとか続いている。先週疲れがピークの時に雨で午後休が2日ほどあったのが助かった。週一で休み(しかしキャベツ切りはあり)を取れるけど、タイミングがないことと、一番疲れるのがキャベツ切りなので休みの意味があまりないという理由で取っていない。あと数日だしこのまま突っ走ろうと思うが、手はなんかしらんけど腫れてるしばね指は悪化するし体中筋肉痛じゃない謎の痛みがあるし限界を感じつつある。帰宅した時体調崩しそうで怖い。睡眠だけはしっかり取ろうと思う。

 

 仕事はかなり慣れてきて、次にどのようなことをするのか予想できるようになった。作業もコツを掴んできてスピードが出せるようになってきた。でもやはり使い物になるまで3週間くらい要したので、ひと月だけのバイトではあまり能率アップにならないんだなと思った。もっと要領よくて体力のある人を雇った方がいい。

 

 仕事に慣れては来たが、やはり難しいところもある。すべての基準が曖昧というのが私にとって最も大変に感じる。キャベツの表面に黒い斑点がどのくらい付いていたら出荷できないのか、どのくらいの大きさの雑草ならむしらなくていいのか、こんにゃくの葉の病気は薬が付いていたら刈らなくていいけど気になるなら刈ってもいいって結局どうすりゃいいんだとか、家の人は長年やってるから勘とかノリとか雰囲気で分かるんだろうけど、ひと月弱のぺーぺーにはその感覚がまだつかめない。その判断に無駄な時間を要してしまうからなかなかスピードが上がらない。しかもその基準は気分によって変動するようだからもっと困る。揺るがない基準がほしい〜。まあ適当にやるんだけど。

 

 イモムシはだいぶ慣れてきて、見つけたら驚くけどその後葉っぱごと切って道に晒し者にするくらいの余裕はできた。こんにゃくに付くセスジスズメの幼虫はなんかかわいいかもと思ってきた。強くなった。アメリカシロヒトリはみんな成虫になったため毛虫問題は一挙に解決して助かった。

 

 梅雨が明けたと思いきやいきなり暑くなった。高原で避暑をしようという思惑は完全に外れた。それでも地元よりは湿気が少ないのでマシに感じる。

 ここに来て晴れの大事さを痛感した。毎日毎日雨に打たれながら仕事だとかなり気が滅入る。暑くても太陽が出てくると気が晴れる。家のお兄さんは新潟に住んでいるのだけど、新潟は雨が多いから人々が暗いと言っていた。真偽の程はわからないが、あながち間違いでもないかもと思うくらいには太陽の偉大さが身に染みた。

 

 長いと思っていたひと月もあと6日で終わる。ここの人はいい人たちだし仕事も楽しいけど、正直早く帰りたい気持ちが強い。夜ふかしして昼間まで寝たい。あと少し応援よろしくお願いします。

 

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家の車庫で産まれた子猫達。マジでかわいい。

 

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