何者でもない者の日記

旧タイトルは「法学徒って名乗りたい」。

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短い2月が終わり、春休みも残りひと月となった。2月上旬、少しだけ湧いた勉強へのやる気はどこかへ消え去ってしまった。

 

なぜこんなにもやる気がないのか、有力な理由が2つある。

 

まずひとつ目は差し迫った危機がないからだ。予備試験は5月、院試は早くて8月、本命は11月。テスト前日まで勉強できない私の性格ではそりゃあやる気なんて起きないだろう。だが、2月上旬はささやかなやる気を見せていた。ということは3ヶ月後の試験に向けて危機感を持っていたということである。なぜそのやる気がなくなってしまったか。それがふたつ目の理由に現れる。

 

おそらく自分の中で無理だと思ってしまった。諦めてしまって糸が切れてしまった。膨大な教科書のページ数、解けない問題、過ぎ去る時間。それらを前にして「間に合わん」と悟ってしまった。勉強して絶望するのが嫌で、周りに取り残されるのが嫌で、馬鹿にされるのが嫌だった。たぶんね。

 

これまで生きてきた21年間で学んだことがある。というかここ数年か。それは、「最初に間に合わないと思った時からやれば意外と間に合う」ということである。間に合わないと思うということは、現状を客観視できたということであり、自分と向き合えたということを示す。そこから逃げずにやれば大体なんとかなる、というのが経験則である。

 

まずいのは、「どうせ無理だからやるのやーめよ」となることである。この場合、二回目に間に合わないと気付いたときにはすでに手遅れである。そして「あの時始めていれば絶対間に合ったなー」と後悔するわけだ。

 

自分はもう手遅れなのか?やれるだけのことはやってみないか?漠然とした夢が少し形あるものになってきたじゃないか。泣きながらでも勉強しよう。

 

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